ええと、僕月9ドラマの最終回観るの初めてかも知れません。
実験の合間に飯食いに帰っている間にちょっと観た。
以下観てない人にはネタバレになるかもしれないので
ええと、レーサーのキムタク(役の上での名前は知らん)が
引退を賭けたレースで、
ファイナルラップでトップに躍り出たんですけど、
最後のストレートで、リアウイングがぽろっと取れてしまい、
リタイアになるんですけど。
……リ、リアウイング!?
おもわず飯食ってた茶碗もがちゃんと落としてしまう勢いで。ええー!?
そんなん、とれるものなの?どうなん?
ほんで、監督みたいな人に、すみませんでしたありがとうございましたみたいな感じで頭下げて、監督がお前もがんばれよ的な説教たれるんすけど、
……いやいや、説教垂れとる場合やなくて、ドライバーに落ち度のないトラブルなんやから、お前があやまれよ。
と、マジレスかましてしまったんですけど。
しかし、おそらく制作者の意図としては、
・レーサーの腕はいいが、トラブルにより、トップになれない、という
ドラマツルギー上の展開を、
・レースなんざこれっぽっちも興味も知識もない視聴者に
・なおかつその理由がビジュアル的にわかりやすく
示す必要があったのでしょう。
きっと苦肉の策だったのではないかと思われる。そうに違いない。
しかし、確かにリアルさを追求すれば
・タイヤのバースト とか
・エンジンブロウ とか
は、マシン一台確実におシャカになるし、金もかかる。
トップギアに入らないとか、そういうトラブルなら、というかそんなF1選手いたなぁ。そういうのならリアルだけれど、ちょっとドラマの展開としてはいかんせんわかりにくいし、そうやってよく言ってた選手も、言い訳にしかきこえなかったもんなぁ。
確かにリアウイングぐらいにしといた方が無難かしら。
しかし、リアウイングとれる、というのはちょっとないよなあ。
一片でもリアリティなるものに注意を払うつもりならば。
結局キムタクのドラマは、いくら金をかけても(いや、金をかけるからこそ)
観光地などによくある顔をくりぬいた顔はめ風景画のようなものと、
構造としてはかわらないのか。
いくら七変化のように華麗に色んな役をこなすにしても、キムタクに少し同情する。