半熟三昧(本とか音楽とか)

半熟ドクター(とはいえ気がつくと医師20年選手だけど)の読んだ本とか音楽とか

枯れた技術のKindle Paperwhite

最近iPad ProのM4が新型発売された。
www.apple.com

その圧倒的薄さとスペックに驚嘆させられたが、円安もあってかその値段にも瞠目させられた。

iPhoneよりも薄いっていうのはかなりアピールポイントだよなー…買っちゃおうかな…とも思ったが、しかし今自分が持っているiPadProが問題なく使えているし乗り換える理由もない。
だってそんなスペック、じいちゃんが、すげえいい車に乗っているようなものでマシンパワーを要求する用途がそもそもないのだ。

それに僕はタブレットの使い方が荒い。
なんなら今のiPad Proもちょっと反っている。(多分カバンの中で外力が加わって曲がったと思う)薄くなったらもっと曲がるかもしれへんし、高いタブレットで曲がって壊したら、多分泣く。

もっと今の自分に必要なものを

むしろ最近の自分のライフスタイル。
UL系のロングハイクを目指してるわけだが、その時用の読書デバイスが欲しい。
現在は日帰りでウォーキングが主だが、割と電車バスの待ち時間が暇だし将来的には一泊山行も考えているので空いた時間が割にある。
しかしタブレットは重いし、スマホだけではモバイルバッテリー消耗につながる。
・持ち運びしやすく(軽くて小さい)
・バッテリーの保つ
バイスが欲しいなあと思っていたのですが、よく考えたらあるじゃないか。
Kindle Paperwhiteである。

Amazonって時々セールをしていて、こういう自社デバイスはお得な時もあったりするので2ヶ月ほど待っていたけど
根負けして定価で購入してしまった。

使ってみると

なかなかいいねと思った。
読書に割り切った性能である。
液晶は e-ink系のもの。電力をくわないため軽い。バッテリーも随分もつみたいだ。
もちろん、スマホタブレットに比べると液晶の能力は低スペック。
モノクロだし、動画の表示なんてできない代物。
だが、人が読むということに対してなら、これで十分。
速読系の私でさえ、液晶の表示速度限界で読むなんてことはありえないわけだし。

もちろん細かいところは気になる。
Tabletで使っているKindleとの同期の足並みとか(本の既読・未読とか)、ハイライト(線引き)の色わけできないとか。
公称のバッテリーの保ち(6週間?)はあくまで何もしない状況であり、読書量に依存してバッテリーは減る。
十冊くらい読めばバッテリー残量は結構へるだろうということもわかった。


また、一見「低スペック」に見えるe-inkは、スマホなどの表示画面に比べると、紙に近い質感であり、文字を読むのであれば、かつての読書の感覚で読めることにも気づいた。これって、フィーリングの問題であるけど、結構大きいかもしれない。
最近は純粋な読書の時間はSNSの応答やWeb記事、くだらないスマホでやるゲームとかに時間をくわれてしまっていた。
読書量が減っていたのは確かだ。
また、読書の中でも漫画を読みがちだった昨今だったが、e-inkでは漫画よりも活字に興味がむきそうである。
しばらくは Kindle Paperwhiteでは漫画は読まないようにして、活字を読まざるをえない時間を増やそうと思った。

ただ散歩に携行するのにこれほど最適なデバイスもあるまい。
しっかり使ってみたいと思います。