半熟三昧(本とか音楽とか)

半熟ドクター(とはいえ気がつくと医師20年選手だけど)の読んだ本とか音楽とか

プレゼンは声!

オススメ度 50点
声だけじゃなくて文章も頑張ったほうがいいんじゃないですか度 70点

いろんな交渉事とか、人前で話すときに、声って重要ですよ、という話。
まあ、そりゃそうだ。

著者は、ヴォイストレーニングの技術を生かして話す声をコントロールするメソッドを開発し、ビジネス分野でコンサルティングを行っている人。

トップセールスマンの声掛けの極意
「ずっと会いたかった恋人にやっと会えたような気持ちで、声をかける」こと。だそうな。

DAGMAR理論
Defining Advertising Goals for Measured Advertising Results

  • 認知 awareness
  • 理解 comprehension
  • 確信 conviction
  • 行動 action

とか、そういう理論の最初の「認知プロセス」で受け入れてもらう段階で、声のトーンは結構大事。

* * *
私は、音楽やってますし、なんちゃってボーカルもしているので、声のトーンには多少自覚的なところはあります。
外来の対面、対話などで、意識的に声色を使い分けたりするのもできますので、この本には多少共感するところはありますが、
たとえば、大人数の前でしゃべるときなど、まだ力を発揮しきれていません。弁舌術、みたいなものを一回勉強してみたいですね。

ただ、この本、速読術の本などと似ていて、
いかに、そういうスキルが役に立つか、ということは書かれているけど、肝心なメソッドについては、あまり書かれていない。
もちろん、フィーリングに関する部分は、本などではなかなか伝わらないから、なんでしょうけど。
くわしくは教室で! みたいな雰囲気はある。