『独立国家のつくりかた』

独立国家のつくりかた (講談社現代新書)

僕この人の本ははじめてですけれども。
何かの雑誌で「本特集」だったか、それとも、本読みの人のブログかなんかをみていて、印象的だったので買ったんです。

………。
ふーん。
なるほど、面白い。面白いこと考える人ですね。

この人の行動力にも驚くが、着想と行動の繰り返しで、どんどん当たり前のことが当たり前でなくなっていくところが非常に面白い。
しかも、論理的に、である。
悪い意味での「常識」から自由な人だなあと思った。

もしこの人が分子生物学の実験とかやっていたら、誰も思ってもみなかった正解にたどり着いてすごい業績をあげられるんじゃないだろうか。それくらい着想力は図抜けていると思う。

「世界征服」は可能か? (ちくまプリマー新書)

　
ちなみに以前岡田斗司夫の本で『世界征服は可能か？』という本がありましたが、
かたや独立国家、かたや世界征服という、やや馴染みのない言葉と日常の間に補助線を引いて論考するというスタイルは共通なれど、二人で、これだけの差がでるというのは面白いことだなあと思いました。