"Sunshine,Clouds&Rain" Soul Bossa Trio/ 首里フジコ/ Breath Mark/ 照屋実穂

Sunshine,Clouds&Rain

　このアルバムの印象は、首里フジコという人と照屋美浦という人。この人がこのCDのトーンを決定しています。一言でいうと、沖縄サウンドです。
Soul Bossa Trioというのは、ゴンチチのゴン、つまりゴンザレス鈴木の個人プロジェクトなわけで(小山田のコーネリアスのようなものか)、一作一作えらくサウンドががらっとかわるのですが、このアルバムは、こんな感じ。
追記：ゴンチチのゴンの人ではありません。僕の完全な勘違いです。
　とはいえ、アルバムの中でのサウンドの振幅も結構あるんですが(例えばマーヴィン・ゲイのWhat's Goin onとかをしっとりと歌っているやつとか、これはいつものSoul Bossa Trio感がある)、
　やはり沖縄トーンが印象に残っちゃうんですよねえ。料理にチリソース入れたらなんでもチリソース味になるみたいな感じで。おそるべし沖縄パワー。全体に、南国感が強い印象を受けます。
　ちょっと短いCDですけれども、いいCDです。ジャケもいい。