ローマ人の物語〈27〉すべての道はローマに通ず〈上〉 (新潮文庫)
- 作者: 塩野七生
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/09/28
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ローマ人の物語〈28〉すべての道はローマに通ず〈下〉 (新潮文庫)
- 作者: 塩野七生
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/09/28
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問題は、単行本の一巻を文庫では2冊から3冊に分けて発売することで、一冊一冊は薄くて値段も手ごろですから、割と買いやすいんですが、気が付くとかなりの量になっている。もう28巻だもの。いくら薄くったって、本棚の一角を占領してしまうんですよね。チリも積もればで、お金も結構かかるし。
(なんか、真ん中に本田勝一の『日本語の作文技術』がありますが)
あと、見逃せないのが、文庫すべてに紐(読んだとこをマークするやつね)がついているのですが、あれが、本棚に並んだ時に、非常に邪魔。びらびらびらびら、びらびらのれん。あの薄さなら、紐なんてなくて一気に読めよといいたくなる。かといって、ある紐をカッターで切るのもなんだかなあと思うわけです。
ま、そうこういいながらも楽しんで買っています。こういうシリーズものは買っても感想書きづらいので、日記には書いてなかったけど、基本的にはずーっとフォローしてました。ちなみに僕はティベリウス帝が個人的に好きです。これは塩野氏の擁護的な筆によるところが大きいですが。
で、三月ほど前に、27巻と28巻がでたわけですが、ここで、しばし考えてしまったわけです。この巻、ローマの街道とか、インフラストラクチャーに関する概説なわけですが、図書館で一回読んじゃったし、クロニクルではないから、あんまり面白くないんですよね。今までの総集編みたいな感じなんです。というわけで、これはまだ買わずに止まっています。多分、次の29巻が出たら、仕方なくまとめて買うと思う。多分次が出るのは半年後くらいの2007年3月じゃないだろうか。
このあたりから、ローマ帝国の衰亡が明らかになってくる頃で、なんかあんまり楽しい話じゃないだろうと思う。