- 作者: 糸井重里
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2002/08/07
- メディア: 単行本
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対談ではなく、ゲストを二人呼んで鼎談という形で話をするという形式がうまい一本とられたという感じ。二人が三人になるだけで、ずいぶん話が豊かになるもんだなぁと思いました。逆にいうと糸井氏はホストでありながら、比較的脱力して縦横に話をすすめていて、なんつーか、前に出るゴールキーパー、といった感じもしました。
エピソード記憶というのは最も記銘力に優れているわけで、人がうだうだ話している本というのは情報効率が一見悪いようにみえて結構頭に残るのである。
医学の本でも、教科書をただ読むのは実はあまり頭に入らなくて、先輩の体験談的な逸話を主軸に聞いた方が格段に頭に残りやすい。そういうTips的な話が、いろんな方面で展開。
あと、作家の川上弘美女史が虫好きで、対談にでていましたが、となりのお姉さん的美人でちょっとぐっときました。本の見返しにプロフィールとして載っている固い顔の写真よりずっといい。一昨日から私ぐっと来っぱなしです。