『部屋、音楽が溶けて』

部屋、音楽が溶けて

西荻窪のセレクトCDショップ「雨と休日」の寺田氏が選曲した、 コンピレーションアルバム。
ということなんですが、Brutusの音楽特集かなんかで、この店がとりあげられており、その中にあったので買ってみた。

　あまり高音のギャー！とか、低音のズン！とかがない、中低音が中心の選曲で、耳にやさしいのが特徴だそうで。

　買ってみたら、一曲目は、坂の下典正君というのですが、大学の軽音時代の後輩だった。
　あーびっくり。

　彼は二個くらい下だったと思うんですが、二回生くらいの時には「バーチュオーゾ」と渾名されてしまうような、やや晦渋なところがあったのですが、その後、キレキレのジャズギタリストとして、クラブ内で君臨していました。実際すごかったです。
　東京に出た後は、私的には行方知れずに(というか、私も行方知れずみたいなものですし)。

　彼のことはコンピレーションじゃないやつでじっくり語るとして、確かにこのアルバム、良い感じです。メロディーが耳につきすぎることもなく、うるさすぎることも、静か過ぎることもない。

　音場として非常に心地よい。

　やっている人達には失礼ですがWallpaper Musicとしては極上。
　やっている人達は、本当に、そういう聴かれ方をよしとするのか？というのは若干疑問に思うところではありますが。