半熟三昧(本とか音楽とか)

半熟ドクター(とはいえ気がつくと医師20年選手だけど)の読んだ本とか音楽とか

"ビューティー・オブ・ヴォイセズ" オムニバス/ akiko/ アン・サリー/ ヘレン・メリル/ ローラ・フィジィ/ サラ・ヴォーン/ ダイアン・シューア

ビューティー・オブ・ヴォイセズ

ビューティー・オブ・ヴォイセズ

 中古屋でよさげだったので買ってきたら、その前の日相方が行った美容院で、美容師さんが「最近僕これがお気に入りなんです」なんていってかけてたCDと同じでした。奇妙なシンクロニティ。

 これは、非常にずるいCDです。
 古今東西の女性ボーカルの歌のコンピレーション。
 新しい人は、AkikoとかAnn SallyとかNoonとかBabeとか日本の人と、Lizz wright,Diana Krallとか向こうの人も。
 で、古いやつっていうのも、そのボーカルのbest trackといってもいい代表的なもの、Knackでいうところの"マイシャローナ"的なものが採用されているわけですよ。
 例えばヘレン・メリルだったら with Clifford Brownの"You'd Be.."とか、サラ・ヴォーンだったら"Luluby fo birdland"、ビリー・ホリデイの"As Time Goes By"、エラの"Mack the Knife"とか。
 古いのはやはり名作だけあってうまいし、新しい人は声がみずみずしいのと録音がいいので、名作古典とは別のよさがあるので、トラックのバランスも割ととれていたりするわけです。非常にコストパフォーマンスが高い。
 あまりCDを買い足したくないけどジャズボーカルとかとりあえず聴いてみたいなあとか思う人には最適な一枚と言えましょう。いいオーディオを買ったから他のジャンルの音楽も色々聴いてみたいなあ……なんて不埒な動機を抱いている人は、是非買わなくてはなりません。
 実際、僕は"Helen Merrill with Clifford Brown"を持ってないけど*1、これ買ったからまぁ当分買わなくていいんじゃないかと思ったりしましたもの。

 Vol.2も買おう。
参考:

このジャケ、中学生の頃は意味がよくわからなくて、ヘア・スプレーの缶越しにおばはんが睨んでいるようにしか見えませんでした。これはこういう吊り下げマイクなんですね。
 中学生の時にテープで持っていてアホほど聴いたから、10年ぶりに聴いても、tpのソロとか口ずさめるほど覚えていたのは笑った。

*1:これも名盤100選とかあったら必ずのってくるような一枚です