- 作者: グレッグ・イーガン,山岸真
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2005/09/22
- メディア: 文庫
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後半の次元がどんどん展開していくあたりは、もはや想像力の範囲を超えています(僕の)。
すごい小説だなあと思う。しかし、受け付けない人にはこれほど響かない小説もなかろうとも思う。「わからん!」で片づけられられたら、それで終わり。
この小説は、SFの中でもかなり話題になった作品だとは思いますが、決して映画化とかはしてほしくないと思います。大多数が理解できる程度の映像というのは、何となく想像がつくわけですが、そういう矮小な枠に押し込めてはいけないように思う。
個人的に、惹かれたのは「真理鉱山」です。数学の公理を見つけることが、純粋に娯楽となりうる世界。僕たちが、イラストロジックとか、ニコリをするように、数学の公理を探索するわけですよ。
僕も久しぶりに数学の問題を解いてみたくなりました。大学への数学でも、久しぶりに買ってみようかしら。