半熟三昧(本とか音楽とか)

半熟ドクター(とはいえ気がつくと医師20年選手だけど)の読んだ本とか音楽とか

"20 Años de Saudade" Elis Regina

20 Anos De Saudade

20 Anos De Saudade


 エリス・レジーナのベストCD(二枚組)。死後20年記念らしい。
 中古屋で2000円でした。
 正直に言うと、エリス・レジーナの良さがわからない。
 前に他人の家で聴いた『エリス・レジーナ・イン・ロンドン』(あの鳩に餌やっている様なジャケかしら)は大層よかった印象があるのだが、どうも黒人ジャズボーカルばかり聴いていると、腰の入ってない唄い方なんじゃねえかと思ってしまう自分がいるわけです。ワンダ・サーとかは許せるのにね。

 あと、男性ボーカルとの掛け合いみたいな曲で、男性の方はえらいヘタで、一緒に聴いていたひとが、「えーと、この人は、素人?」と聞き返すほど。多分ああいうのはブラジル音楽のパターンからいえば作曲家だと思う。

 うーん、でも中にはいいのもあるし、二枚組なのがいけないのかもしれない。二枚組で、これは一曲一曲が短いのでえらく沢山の曲が入っておりまして、一つのアルバムとして印象が散漫になっていけません。『エリス・レジーナはこれで十分』って感じになってしまう。ま、目論見通りではあるんだけど。