半熟三昧(本とか音楽とか)

半熟ドクター(とはいえ気がつくと医師20年選手だけど)の読んだ本とか音楽とか

Rigmor Gustaffson "I'll Wait for you"

I Will Wait for You

I Will Wait for You

ちょっと前から、この北欧のジャズシンガー、rigmor gustaffsonが私の中で密かなブームになっているのです。これは、十月にDDWが札幌であったんですが、札幌の中古レコード店にてたまたまあったのを購入。どこに出かけてもCD屋に行くという悪い癖をいかんなく発揮。荷物も重かったのに、ふうふう言って持ち運んだ覚えがあります。CDとなると目の色が変わってしまうんですよねえ。

 このACTレーベルというのはスウェーデンデンマークの、まあいうなれば北欧のレーベルなんですが、ここで買ったCDは、自分の好みとからあまりはずれがないので、最近ひいきにしています。
 このACTレーベルで大きな顔をしているのがトロンボーンのNils Landgrenという男で、こういう歌手のプロデュースも手がけているし、自分も歌いますし、自分自身のファンクユニットも持っていたりと、もの凄い存在感がある。日本でいうと村田陽一小西康陽を足したような存在、はさすがに言いすぎかしら。でも大きな地位を占めてるのは間違いない。音楽的にも引き出しが広い感じ。

 このジャケで、ハンドパワーみたいなポーズを決めているおっさんが、そのLandgrenです。「後ろから、操ってるで〜」とでもいいたいのでしょう。実際そうなんですけれども。このアルバムでは何曲かtbを吹いて何曲かはデュエットみたいな感じで唄ってます。Rigmorもいいんだけど、Nils Landgrenのボーカルもハスキーなテノールで結構いいんだよね。サウンドは、一言でいうと、AORっぽい、クールなサウンド
 Makin' Whoopeeなどは、スウィングっぽくやるのが普通ですが、自らのfunk unitでの得意パターンですが、クールな16ビートで大層格好いいです。他の曲もいい。
 Rigmorは、なんか、大変そうに切なそうに唄うけれども、ビョークの唄い方よりは、もうちょっとねっとり具合がすくないような感じの唄い方をします。上手です。