- アーティスト: 木村カエラ
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2006/03/08
- メディア: CD
- クリック: 26回
- この商品を含むブログ (186件) を見る
それにしても「つたや」と入れると間髪入れず、TSUTAYAと変換されるのもなあ。なんかこういうところで我々の住んでいる世界が大量消費社会の網目から一歩も出られないことを感じるわけです。
木村カエラ。
あーこの子かわいいなあ、っておじさんがなびくのもわかるよ。おじさんのおじさんたるレセプターにぐさぐさ刺さりますね。
楽器をやっている身からすると、ボーカルってほんと若い子でうまい子がぽっと出るから大変だよなあと思う。楽器って、やっぱある程度地道な修練っていうのがあるから、経験がものをいう部分が大きい。頭の中のイメージを、音にするまでの部分に抵抗が多く、修練の殆どは、そうした抵抗を出来るだけ減らす作業だ。しかし、ボーカルっていうのは、頭の中のイメージと出音の間に抵抗が殆どない。修練によって埋めるべきギャップが殆どないせいで、「おそるべき子ども」みたいなのが次々と現れる。
大変だよなあ。
(楽器でも、恐るべき若手というのはいるけど、そういう子は例えば3歳くらいから音楽にどっぷり漬かっていたりして、むしろ音楽キャリアは自分より長かったりする場合もある。もう、負け!って思いやすい)
この子も、典型的なそういう子で、声楽的にうまいわけじゃないけど、音楽に対する勘所が異常にするどい感じがする。