Vingt Regards sur l'Enfant Jesus, Preludes
- アーティスト: Messiaen,Beroff
- 出版社/メーカー: EMI Classics
- 発売日: 2005/08/30
- メディア: CD
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ある日曜の朝、『スーパーピアノレッスン』を観ていたらやっていた。なんでもメシアンは独自の旋法を作ってその対称性を宗教的崇高さと結びつけて曲を作ったそうな。それを観てからちょっと気になっていたのだ。IWGP(池袋ウェストゲートパーク)でも紹介されていたしな。
メシアンは執拗に対称性のある旋法を沢山作っている。しかしメシアンのいうところの教会旋法の一つはジャズでいうコンディミである。おそらく現代音楽はクラシックとかジャズとかジャンルに限らず相互に影響を与えているのだとは思うが、期せずして同じアプローチになるのが面白い。サメとシャチが、元々種としては全然違うのに、同じ様な形になるのと同じだろうか。音楽における相同性。
但し、メシアンのフレーズは、コンディミで構築されるジャズのフレーズに比べると格段に透明度が高い。宗教的であるという自分の先入観があるのだろうか、非常にきらきらしている。なんか、非常に波長の短い光線を浴びているような感じ。
なーるほどなあ。