所用に出た車の中で聴く。
いわずと知れた、映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』のサウンドトラック。
『シティーハンター』が冴羽僚のプロモであるのと同じく、この映画はビョークのプロモそのものだ。ある意味「ビョーク座長公演」といえなくもない。ブルース・リーや、リーリンチェイと同じような存在感なのだ。
ま、それはともかく、サントラまで買ってしまう映画はそれほど多くないが(僕が買ったのは、『プリシラ』と『未来世紀ブラジル』だけである)、このサントラで聴きたかったのは、実は一曲だけ、機械工場で機械音がリズムになり、妄想ミュージカルが始まるCvaldaだけだ。この場面は、みていて震えた。格好いい!!
音楽として聴くから音楽なのだろうか……という疑問を実にわかりやすい形で示してくれている。