半熟三昧(本とか音楽とか)

半熟ドクター(とはいえ気がつくと医師20年選手だけど)の読んだ本とか音楽とか

クレヨンしんちゃん オトナ帝国の逆襲

 名作だ名作だと言われていたので、借りてみる。

 なるほど。こりゃおもしろい。ホントにおもしろい。笑いの部分と涙の部分の合わさり具合が絶妙。「クレヨンしんちゃん」という先入観で舐めてかかっていたのですが、いやほんと脱帽でした。

 しかし、2001公開とはいえ、親の世代のボリュームゾーンは万博よりも少し年代が下なのでは……とは思った。僕なんかも万博以後世代ですが、それでも楽しめたから普遍的な良さはあるけども、やはりちょっと「蚊帳の外」感がある。評論家が絶賛する(彼らは、ズキュズキュ来る世代だもの)割には、実際の受け取られ方は少し違ったのでは、という気がしないでもない。

 ところで、自分的なツボは、みさえのケツ。
 みさえのケツがでかいでかいというくすぐりがありまして、そして終盤鉄骨みたいなところを座り歩きするシーンがあるわけですが、なるほど確かにでかい。
 そう思わせたアニメーターに星5つだ。あの少ない描線で、経産婦のなんとも言えないケツのでかさをじょうずに描写するのは結構なセンスですよ。