- 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
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トムクルーズは、いつだってトムクルーズだなあ。
今回のトムクルーズはいわゆる港湾労働者な無教養労務者で、あまり格好いい役どころではないのにもかかわらず、結果的にかっこいい。これは、例えばトップガンでは天才パイロットという役どころにおいてトムクルーズが格好いいというのに比べると、よりかっこよさがトムクルーズ個人に依存しているわけで、すなわち、他のトム作品に比べても今回のトムクルーズは図抜けて格好いいといえるでしょう。
とはいえ、トムクルーズは決して世界を救ったりしているわけではなく、ただ自分の置かれた状況をうまく逃げのびているだけで、一見かっこいい役ではないんだけれど、よく考えてみれば、あんだけの状況で逃げれるのはそらすごいもんで、やはりかっこいいのだ。
とはいえかっこ悪いところもある。
えらいもん見ただ〜って、帰って来て、子供らに、おうお前ら逃げっぞ、な?あれだ。飯、めし、飯くわな。ほらパン。パン焼いて、これ塗って食え?何?いらない?要らないのか、そうか、ってバーンって、ぶち切れたトムがなんか塗ったパンを窓に投げつけて、窓にべちゃってなったシーンは、的確にトムの役所と背景を伝える優れた映画的演出だと思った。
というか、記憶に残ってんのはそこと、離婚したお母さんの家の地下室がえらい豪華なとこだけ。
ところで、これのどこが宇宙戦争なんだろうか。