- アーティスト: Nils Landgren
- 出版社/メーカー: Act
- 発売日: 2009/06/01
- メディア: CD
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北欧系の人だと思うのですが、実際僕はこの人のバックグラウンドをあまりよくは知らないので、このアルバムがどういう立ち位置で作られたものかはわからない。ただ、いかにも北欧の人らしく、「アーシーさ」というものの対極にあるようなクールで大人なサウンドである。ジャズっていうよりはAORと言ってしまった方が正解かもしれない。いささか熱量には乏しいような気がするけれど、とにかくオシャレなサウンドだ。また、曲選びに関しても、きょうびのポップスをさらりとやっていたり、B級ジャズスタンダードをきっちり美しく仕上げていたり、通人受けする選曲の妙であります。なおかつどんな曲をやっても彼らのテイストに咀嚼しているんですよね。
あと、ストリングスが入っているんですが、普通のムード音楽にありがちなダサダサオクターブ積みとかじゃなくて、なんかキイキイガサガサ変なところに入っているんですけれど、これが耳障りじゃなく耳を惹く。
Nils Landgrenという人はTb+vocalという人。Tp+vocalはよく耳にするけれど(chet bakerとか、ティル・ブレナーとか、もちろんサッチモとか) Tb+vocalというのは珍しいように思う。けど、ジャック、ティーガーデンとかそうか。 唄もうまいけど、トロンボーンも上手い。やっぱりうたい方は楽器も声も似る。
うーん、これは意外にハマりましたね。薦められなんだらこんなもん絶対買わなかったと思うから、インターネットってすごい。
ジャケットも割と好きな感じです。はまぞうでは?マークですが、こんな感じ。