新幹線のお供に。時間つぶし用である。
買い物抑制遺伝子変異者、中村うさぎ女史が、各界の著名人(一人を除いて女性)の悪口を書いた本。
……うーん、正直これはきついなぁ。
たとえばぬかりない悪口としてはナンシー関女史の存在は外せないだろうが、ああいう「芸」として完成された批評に慣れている我々としては、こういう稚拙な悪口はちょっと。口調がホットなのも、いけない。書いている方が十分ホットだと、読まされている方は、それ以上ホットになることはできないから。
お金と時間を損しちゃった。
あんまり頭使いたくなくて、夏ばての時はこってりしたものよりあっさりしたものがほしくなるように、頭にとって流動食の如き読み本を求めていたのが裏目にでたか。