半熟三昧(本とか音楽とか)

半熟ドクター(とはいえ気がつくと医師20年選手だけど)の読んだ本とか音楽とか

恋の門

この前ブックオフに行った時に、羽生生の原作漫画を読んで案外面白かったので、借りてみた。羽生生は、『ファミ通のアレ』という漫画しか記憶にはないわけだが、なんだかあれは自分にとっては当時そんなに響くものがなく、かつまたさっくり読むにはごつごつしすぎていたので、読み飛ばすことが多かったように思う。

 で、これは、面白かった。

 注文をつけるとするならば、主役の松田龍平には、もっとムッツリスケベ的な、いうなれば行き場のない性欲をもてあました童貞オーラが足りなさげに思われた。だって肌とか、脂っけ抜けてて、この人女の人に不自由な感じがまるでない。もっとギラギラしてくれないと。
 安定した演技だったとは思うが、心の中の独白は声で足されるような、あの演出方式はお笑い番組の字幕スーパーと同じで、ガチな演技力が試される場ではないし。

 酒井若菜かわいい。この人はすっかりこの人達一派の座付き役者状態になっていますが、のびのびしていていいです。勤めている中小企業の制服(ちょっと学ランっぽい襟)が良かった。まったりしたチューにどきどきしました。
 ・終盤のCGがおそろしくテレビクオリティなのと(−1)、
 ・大竹しのぶがよかったのと(メーテル!+1)、
 ・忌野清志郎がすごいよかった。(この人は役どころとしては何?+2)