半熟三昧(本とか音楽とか)

半熟ドクター(とはいえ気がつくと医師20年選手だけど)の読んだ本とか音楽とか

Gary Burton "like minds"

中古レコード屋で購入。大体1000円だった。
メンバーを見ればもう、ものすごい面子。それぞれのパートの一流どころをつかまえて、演奏内容もものすごい高度なことをさらりとやってのけている。


 だけど、こんなに地味なのはなんでなんだろう?
 っていうくらい地味。ひょっとしたらイージー・リスニングに出来てしまうかも、ってくらいの地味さだ。

 精密機械は摩擦熱も生じず、音もしないのようなものなのだろうか?最近の僕は、機械にたとえると、タービンがぐるぐる回ったり、オイルがぼとぼと漏れているようなうんこくさい音楽(70年代ソウル)ばかり聴いているから、そう思ったのかな。

 ま、キャッチーな曲(例えばCantaloupe的な)を敢えてしていないのは、志が高いな、と思う。僕は、例えばハービー・ハンコックが日本講演とかでやっていて、カンタループとか、そういう曲が始まった瞬間起こる拍手が、大嫌いなのであります。