半熟三昧(本とか音楽とか)

半熟ドクター(とはいえ気がつくと医師20年選手だけど)の読んだ本とか音楽とか

Steve Davis "Jaunt"

THE JAUNT

THE JAUNT

たまたま入った中古レコード屋に以前から目をつけていたこれが売られていた。やったラッキー。1200円。
 クリスクロスレーベルなので、サウンドは聴く前から予想がつきまくってしまうわけですけれど。どうも、クリスクロスというレーベルは、フィギュアスケートでいうところの、ショート・プログラムみたいな感じだよね。好きだけど。
 オリジナルもあり、スタンダードもあり(半々くらいの配合)で楽しめました。カーティス・フラーが、「4 on the outside」で吹いていたLittle dreams 憎い選曲やね。

 コンラッド・ハーヴィグやジム・ピューなどに比べると、Steve Davisはコンテンポラリーのトロンボーンとしては、比較的オーソドックスな(バップ・イディオムに忠実な)フレージングをするように思います。自分もトロンボーン吹きなので、音色・音量、フレーズまわしなどの各要素に関して、すべてが高い次元で調和しており、とても勉強にはなるのですが、失礼ですがデーモニッシュな感じは全然しない。