久しぶりに更新したと思ったら、こんな微妙な盤…
- アーティスト: Nicholas Payton
- 出版社/メーカー: Warner Bros / Wea
- 発売日: 2003/09/16
- メディア: CD
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どっちの料理ショーという番組をみなさん覚えていますか。三宅裕司さんと関口宏が料理人に代理戦争をさせていたやつ。
あれで、それだけで食べても十分料理として成立するような、特A級の食材(『本日の特選素材』)を、おしげもなく、テーマの料理に使うというのがありました。
刺身にもなりそうな魚を出汁をとるだけにつかったり、もんのすごく高い比内地鶏の骨ガラをラーメンのだしにしたりとか、そういうの。
このCDは、それ。
ニコラス・ペイトンというと、僕が学生のころ、売り出し中の大型新人!ニコラスペイトン!みたいな具合で登場した人です。クリスチャン・マクブライドと同じく、新古典派の流れというか、クラシックのクオリティで楽器をコントロールしながら、アフロ・アメリカンのスピリットを持っている、というイメージ。まぁニューオリンズ出身ですし。
時代は流れ流れて、こんなキワモノCDに。
これ、完全にクラブジャズなんですよね。
サウンドとしては、エレクトリック・マイルスを適度にききやすく間引いたような感じです、ひとことで言えば。何もこんなのをニコラス・ペイトンがしなくても。こんなのはChris Bottiにさせておけばいいんだ。
でも、これ、ニコラスペイトンがサウンドストラクチャーの大部分に関わっているみたいで、曲によってはキーボードとかもペイトンクレジットなんです。だから、ニコラスペイトンが主導して作ってるんですよ。うーん、どうだろう。
とりあえずジャケは格好いいです。でも、中ジャケで、ニコラスペイトン、LEONかなんかに出てきそうなちょい悪オヤジよろしく、シルクのスカーフ直に首に巻いたりしているんですけれどそれはいかがなものかと思う。すごく似合っていないです。