半熟三昧(本とか音楽とか)

半熟ドクター(とはいえ気がつくと医師20年選手だけど)の読んだ本とか音楽とか

"ミズーリの空高く" チャーリー・ヘイデン&パット・メセニー

Beyond The Missouri Sky (Short Stories)

Beyond The Missouri Sky (Short Stories)

 僕が学生の頃リリースされていたような気がする。自分では買わなかったけど友人の家で聴いた覚えがあります。今回、中古で買ったわけですが、やっぱりリリースされた頃のことが思い出されます。あの頃の自分は、今よりもずっと馬鹿で、しかしずっと怖いもの知らずでした。

 メセニーには色々な側面がありますが、このアルバムはつよいメセニーではなくうつくしいメセニー。チャーリーヘイデンは、こういうのに加担させると実にいい仕事をしますな。僕はあまりチャーリー・ヘイデンを個人としておいかけてはいないんですが、オーネット・コールマンの一連の作品と、リベレーション・ミュージック、あとポール・モチアンと一緒にやっていたり、そういう経歴の点を追うだけでも、この人のなみなみならなさがわかる。というか、プレイの凄みはよくわからない。多分凄く音の場を作るのがうまいひとなんだと思う。だれとでも、きちんと話を出来る人っているじゃないですか。そんなタイプの知性を感じる。

ジャケも良い。