- アーティスト: Rick Margitza
- 出版社/メーカー: Steeplechase
- 発売日: 1995/11/01
- メディア: CD
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僕の高校時代の先輩は、mixi上でこのリック・マルギッツァコミュニティの管理人なわけですが、結構経つのに参加人数は10人で打ち止め。ま、ひと言でいえばそういう感じの知名度の人です。でも、その先輩の熱い語りに興味を覚えたので、中古屋にあったのを一枚買ってみた。
リック・マルギッツァは、マイルスバンドの末期に居たことがあるサックスの人なんですが、あまり日本に来ないので日本では人気がないらしい。今はヨーロッパで活動中だとか。確かに、Steeplechaseはジャズ界のノムラ再生工場みたいなもんですから、ここでリリースしている時点でちょっとアレです。
うーん、なるほど。変なフレージングだなあと思う。メカニカルにオリャー!と行くタイプではなく、一見メロディアスなゆったりしたフレージングだけども、変。
バップ・イディオムのソロは、ドミナント・モーションという引力に引かれているがゆえに、ジャンプ→着地の繰り返しです。モード奏法はそういう引力から解放されて、飛び立つイメージ。
で、リック・マルギッツァは、まるでメリー・ポピンズのような傘を持って、ふわふわ沈むでもなく浮かぶでもなくしているような感じのソロです。あまりにもわからなかったので、スタンダード曲のIt could happen to youをききこみましたが、ようわかりまへんなあ。