Bennie Green"Back on the scene"

バック・オン・ザ・シーン

　我が心の師匠、馬鹿ボーンの代表ベニーグリーンのブルーノート作品。(ほめてんだか、けなしてんだか）。
　古き佳きトロンボーン吹きであります。

　古き佳き証拠、かどうかはわからないが、ベニーグリーンのフレーズはもの凄くトーナルに支配されている感じがする。好きなキーはFかBbかEbで、その辺りだと実にのびのびとしたフレーズを吹く。Hi-DかDbまでしか吹かないんだけれども、とても楽しそうにそのハイノートを吹くのだ。そして、それ以上小難しいことはしない。

　コンテンポラリージャズ奏者が、ハイテク玩具だとすれば、それに対して、ベニー・グリーンは木製のおもちゃのようである。特に高機能などはないが、手に触って暖かい。一言で言えば、質朴。

　１、２、　３、
　質朴　質朴！
　質朴　質朴！