貸していた本が返ってきた。電車の中で読む。
新しい切り口を見つけるというのは、簡単なようでいて非常に難しいよね。これ読んで、やられたーと思ったもの。また、その視点に沿った見せ方も見事だ。
皆に見えているオープンソースの中から、新たな視点をひょいっと探し出す才能、デビュー当時からの完成度の高さ、悪口の過不足なさ、という点で彼女は故ナンシー関と近しく僕には感じられる。
でも、自分の守備範囲に厳格かどうかという点では、ナンシー関の方がやっぱり上手だったと思う。文春だか朝日だかでやっている書評コラム、おもしろくねーぞーい。