ちょっと前に変な家を読み、
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その続編としての「変な絵」を紹介されたので読んだわけだが、そのついでで、「変な家2」も読んだ。
「変な絵」「変な家2」も、まあミステリーの連作短編といいますか、
一つ一つのピースを集めてゆくと、なんか空恐ろしいストーリーが浮かび上がる、みたいな趣向になっていて、
まあ「怖い!」と思いながら読むわけだけれども、三つも同様なものを読んでいると、まあこの構造的なトリックの配置であるとか、作り方が見えてくるので、だんだん怖さも低減してゆくわけではある。
で、こんだけこういうのを選んで読んでいたら、アマゾンが「お前これ好きやろ」みたいな感じでこれを薦めてきたわけだ。
読んでみたけれども、これが一番わけわからない怖さがある。
いややなあ。怖いのきらい。
でも、こういう怖さを味わうための小説って、「機能性食品」みたいなもので怖さをダイレクトに摂取するためにあるわけで、
物語としてのドラマツルギーに欠けるよなー、みたいなことを言いたい。
だって怖いから。
もうほんと呪いの話とかやめてほしいわ。