めいろまさんこと谷村真由美女史の作品。
国際的に活躍もしており、また国際結婚(イギリス)もされており、生活レベルでも文化衝突の体験が深いであろう方。
が、国内に住んでいる人に向けて「いや、君ら外国の常識知らなさすぎやし、逆に、日本の当たり前も全然当たり前ちゃうからな…」という本。
口さがなく言えば、ご丁寧に（知りたくもない人に）教えてくれる本。
ジャパンアズナンバーワンというのも遥か昔。
今や世界は大きく動き出している。
だけどおそらく国内のメディアも国民の多くも、外国に目が向いておらず、観念的な外国像から出ていないわけ。
*1
多分谷村さんは、日本国内にいる人間が、海外の進歩を知らず、日本がそれに取り残されていることを知らず、危機感が全くないことにも絶望しているんだろう。
そういう諦めと焦燥感が、特にSNSではかなり強い言葉となっているように思われる。
*1:それにしても、国内メディアの「勉強を全くしない」風潮ってなんなんだろう？
