この人のこと、正直よくわからないし、読み味はあまり好きな感じではないのですよねえ。
とはいえ、国内のコモンセンスとしての戦争への漠然としたイメージは、もはや時代遅れ。
国際社会の戦争のリアリズムには、我々国内教育だけでは、今ひとつ掴みづらいものもあるんですよね。
(そもそも、GHQに軍事研究を禁止され、今に至るまで日本学術会議などでも軍事研究は「自主規制」されているのは事実)
革命の裏には、資本家(中央銀行)あり
戦争の裏にも資本家あり
現在のウクライナへのロシアの侵略も、我々には見えてこない力動線はきっとあるのだろうと思う。
(日本国内にいると、国際法を意識することが少ない、ということと、我々を含む一般大衆は、このあたりをそもそも知る必要がないから)
軍事や国際情勢に関する本はいくつか読んでいるが、この本がではどういうところに位置付けられるのか、ちょっとよくわからない。
「戦争論」というタイトルがふさわしいかどうかも、ちょっとなんともいえない。
ただ、戦争に関する「資金源」という観点は、あまりはっきり語られるものではないが故に、記銘しておく必要はあるのだろうな、とは思う。