書道家の武田双雲。
メディアをかなり賑わせていた時期もあったかと思うが、すごいスピリチュアルな人だったんだなあという感想。
武田双雲さんの語録というか、会話調で、武田双雲の考え方を拝聴する、みたいな本。
枯れていた植木をワークショップのテーマに使ってみたら、枯れていた木が蘇った話。
スポーツの世界。勝ち負け。競争の達成感はあるけれど、それと幸せとはまた別。
不機嫌は、自分の機嫌を「アウトソーシング」しているから起こる。期待は不満を生み出す。
みたいな、ビジネスマンによくある成功の為の原理、というよりは、心の安定や心地よさのためには、自分をどのような精神状態においたらいいのか、みたいなことが書かれている。
えーと、一言で言うと、西洋人の考えるところの「Zen」ってこういう感じなんじゃないかって思った。
あとは、マインドフルネスとか、そういう境地も近いのかもしれない。
武田双雲、若いけれども、いろいろ悟っているのが興味深かった。
なんなら、若い頃の悩みまくっていた梅原猛に生き方をてほどきしてあげたらよかったのかもしれない。