前回のエントリに引き続き 100のTipsもの。
halfboileddoc.hatenablog.com
オススメ度 100点
コスパ最高度 100点
カツマーこと勝間和代さんの、ライフハックもの100連発。
前回の100Tipsもそうだったが、この手の形式は結論だけが述べられているため、リファレンスとしてはとても便利。
勝間和代さんは、紆余曲折を経て今のライフスタイルに至っているわけで(以前に整理法とか家事の本も読んだことがある)、内容には案外深い。そして勝間さんはロジカルで結論までに無駄がないため、読んでいて小気味良い。
家事、料理に関すること、お金(マネーリテラシー)、勉強のコツ、時間の使い方、努力する時のマインド、生き方、人間関係の処し方、話し方・プレゼンのコツなど、内容は多岐にわたる。
今までのカツマーの著作の集大成といっていいだろう。
カツマーの本数十冊を今から読むのはちょっと大変だけど、今までの本を蒸留して出来たようなこの本は、そんなに時間がかからない。興味ない方も、これくらい読んだら面白く感じるかもしれない。
テレビでのイメージとは全然違うと思うし。
それで面白いなと思ったら、遡って他の本も読んでみたらいいんじゃないだろうか。
以下、備忘録(意図的に内容は省いた部分もあるので、興味ある方はぜひ読んでみてください)
- 問題を漠然ととらえるのではなく、具体的に(要素分解、抽象度をさげる、「頂上」までの道のりに「階段」を作る)
- やる気は幻想 「頑張らない」を基本に(頑張らなくても快適なくらしができることを目指す)頑張らなくてはできない、ということは、見方を変えると自分一人の力ではできない作業量ということ
- 利用頻度の高いものに関わるイライラは解決したほうがいい
- 物事を続けるには1:目標設定 2:一人ではやらない(仲間を作る)、3:毎日するための「枠」を作る。
- 新しいことを始めるためのコツ3つ
- 「時間割引率」「現状維持バイアス」「保有効果」「損失回避性(プロスペクト理論)」
- 時間を生む3つのコツ
- 勉強のコツ
- わかりやすく話すためのコツ→ スマホの音声認識機能を使ってみる
- 地位財
- 整理整頓は、まずものを捨ててスペースを作ること。家政婦にまかせても家は片付かない。なぜなら家政婦は整頓することはできても、ものを捨てる捨てないの裁量権がないから。整理整頓する必要がないほどものを捨てる・使ったらすぐに片付けることがポイント。
- ホットクックとヘルシオの違い
- 人が薬を飲み忘れる理由
個人的には、ジャズの練習をする時に「物事を続けるコツ」を応用してみようと思っています。あと、薬を飲みたがらない=自分が病気であると認めたくないという深層心理が働いている、というのは新鮮でした。
これまでの勝間式の集大成、ミュージシャンで言うとシングルベスト集みたいな感じ。
なので、今まで勝間和代読んだことない人にこそオススメかも。
昔のテレビやウェブコンテンツとかだと、勝間さんはイキり散らしているようなイメージあるかもしれませんけどそんなでもなかったです。「ふむふむ」とうなづけるところが多かったです。