『妻・小学生になる』

オススメ度 80点
ドラマ化されるんちゃうか絶対されるわしかし子役の演技が鼻につきそうだ…度 100点

妻、小学生になる。　１巻 (芳文社コミックス)

これもKindle Unlimitedで1巻を読み、続きが気になると、次巻以降は有料…に「くそっ」とか思いながら読む。

10年前、妻が交通事故で他界して以来、新島家では、時が止まり、沈滞していたが、ある日見知らぬ小学生が、やってくる。「なんだかよくわからんが、妻の生まれ変わりだ」とその小学生の女の子は言い出す。

SFというか、オカルトというか、なさそうだけどありそうな話。
話はとてもよくできている。
ありえない設定を一つ作って、その周辺の人々のありようはリアル、という、物語手法の王道ね。
奥さん一途のお父さんの、奥さん急死したあとのやさぐれ感（とはいっても自暴自棄になるわけではないのだが、衣食住すべてが無気力である雰囲気とか）とか、生まれ変わった家庭と元の家庭との間で悩む生まれ変わった妻であるとか。娘の複雑な気持ちであるとか、その周辺の人々であるとか。

ドラマ化は必須だな！と思わせるよくできたスキット。
設定は荒唐無稽だが、このプロットなら、子役と母役の仕草とか癖を合わせるという演技力だけでなんとかなるから。

この手の転生ものとしては、広末涼子主演の「秘密」があった。
あれどんな話だったかな…

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