オススメ度 70点
タイトルなっが!度 100点
「仕事が速い」から早く帰れるのではない。「早く帰る」から仕事が速くなるのだ。
- 作者:千田琢哉
- 出版社/メーカー: 学研プラス
- 発売日: 2017/09/19
- メディア: 単行本
どちらも「効率よく働きましょう」という、昨今の働き方改革にめっちゃ役立つ本といえましょうか。
まず、タイトル長い方。
もうタイトルで言い切っちゃっているとは思うけど。
自分にも思い当たるフシがある。どうしてもケツが決まっている日には仕事をスピードアップさせざるを得ないので、できるだけ効率よく動く。効率よく動けば、確かに、同じパフォーマンスを得られるけど、カルテ記載がやはり効率重視になるので、そっけなくなってしまう。
(これをよいととるか悪いととるかは結構難しい。ミヒャエル・エンデ『モモ』の愛読者としては)
・優先順位のベスト3をビジュアル化する
・普段からまめに掃除しておく(とっさに整理されていると取り出しやすい)
・なあなあの人間関係を断ち切る。
・決定権をもつ者の思考回路がすべて
・決断力のベースは熟睡と栄養。普段から好きなことを選ぶ訓練をする。
・一番むずかしいのは「断ること」だが、爽やかに断ることで道は拓ける。
などのTIPS満載。ビジネス書によくある金言も多い。
どちらかというと、時短術というよりは、ビシバシと即断即決できるための方法論という印象だった。
もう一つの本。
こっちもさりげなくタイトル長い(短い方だけど)
これも仕事を効率よくすすめるためのノウハウ。
どちらかというと社会人経験浅い人用だろうか。
・与えられた仕事の「真意」を先読みしよう、
・優先度を把握しよう。
・納期をまもるためにはそれぞれのステップの所要時間を決めよう。
・時給換算して生産性を知ろう。
・目標達成に必要ない部分を削ろう。
・70点の完成度で手放そう。など、
これも、ビジネス書あるあるの内容が多かった。
これは、とりあえず一年目の人間が読むと、それなりに役にたつんじゃないかと思う。
ただ、仕事において融通効かない人間は、こういう本絶対よまないよね。
その場に来ている人間に(本当はその場にいない遅刻している人間にいわなきゃいけないのに)「遅刻はいかん」なんて説教している感はある。