オススメ度 100点
食い物への食いつき描写が怖い度 100点
ぼくと三本足のちょんぴー (1) (ビッグコミックススペシャル)
- 作者: 小田原ドラゴン
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2019/07/12
- メディア: コミック
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小田原ドラゴン氏の著作は『チェリーナイツ』以来愛読している。僕のTwitterのアイコンも氏の同作より氏が描くキアヌリーブスを使わさせてもらっています。
チェリーナイツの感動的なバンギャ編につづいて、宇宙戦士となって戦うワイルドチェリーナイツ、その後帰ってきたチェリーナイツRと、連載中は大変好きであったが、ワイルド〜はKindle化もされず、Rに至っては単行本化もされていないという悲しい事態に。
『ロボニートみつお』は結構面白かったし、チェリーナイツ関連はぜひ単行本化してほしい。あれは全部あわせて『チェリーナイツ・サーガ』なので。
halfboileddoc.hatenablog.com
さて氏のTwitterのフォローもしていると、3本足の小型犬ちょんぴーは知っていたが、コミックスも出ているので、2巻発売の宣伝をきっかけに読んでみたわけです。
独身『貴族』の小田原ドラゴン氏が、犬を飼って一緒に暮らす日々。
感情表現の苦手な独身男性が、やんちゃすぎるメスの仔犬に翻弄されるさまは、物語としてはよくあるものではあるけれども、氏の穏やかで暖かな性格もほのみえる。
表現者ならではのクールな視点も含め(口をなめないように、としつけたけど、口以外の顔面全てを舐め回すようになってしまったけど、事故をさりげなく口をちょこっと舐めるちょんぴーに対してのツッコミなど秀逸)
ちょんぴーが3本足になったくだりは、僕は事故となのかと思っていたけど、腫瘍だったんですね…
幸い今の所再発なく人生、いや犬生を謳歌しているようですが。犬と二人で車中泊で過ごす北海道旅行なども、犬への愛が感じられ、とてもいいです。
一人で生きている単身男性(女性)は、みなペットを飼えばいいのかもしれない、と思ったりもするが、多分そうすればますます少子高齢化に拍車をかけてしまうんだろうな。*1
小田原ドラゴン氏の著作の中では間違いなくもっとも一般受けしそうな作品。
できればヒットしてほしい。そしてついでにチェリーナイツのワイルドとRもKindle化してほしい。
だが、ちょんぴーのエサ代にお金がかかるのかもしれないが、1100円ちょっと高くないか?それとも出版不況の昨今、買う人に対してはこれくらいの値段をつけないとペイしないのか。