半熟三昧(本とか音楽とか)

半熟ドクター(とはいえ気がつくと医師20年選手だけど)の読んだ本とか音楽とか

小ネタ集

いいかげん、Kindle日替わりセールで手塚治虫の中編の一巻だけ99円セールにのせられるのやめようと思う。
結局3〜4巻まで読む羽目になるし、全然割安じゃない。

『MW』 手塚治虫

MW 1

MW 1

ピカレスク漫画とでもいいましょうか。毒ガスによって、大脳を侵され、良心を失った美貌青年の話。
手塚的な漫画で、手塚治虫こそ良心を取りさって登場人物に縦横無尽の行動をさせるのが上手な漫画家もいるまい。
三巻で終わり、映画とかにもしやすそうなまとまった筋。

『紙の砦』 手塚治虫

紙の砦

紙の砦

主人公が若い時の青年手塚治虫。ストーリーはフィクションのようだが、戦時中から戦後の混乱期の漫画青年のエピソード。
甘酸っぱい話、残酷な話などいろいろだが、青春ゆえのほろにがさがある。

働く女のモテルール

結果を恐れずに恋愛しよう、とか相槌のバリエーションを駆使して会話を盛り上げよう、とか、恋人の前に大事な友人を作ろう、とか、
都会に生き、普通に働いている人の恋愛のTips。
軽くて読みやすいけど、実際有益な情報が詰まっているかというと、どうか。

『アポロの歌』 手塚治虫

アポロの歌 1

アポロの歌 1

冒頭いきなり、みこすり半劇場並みの、精子が主人公。
愛を知らず生まれ育った主人公が、罰を受ける。
何度でも同じ女に出会い、愛しあうまえに死ななければならないという地獄。
火の鳥の習作のようなやつです*1

俺の現実は恋愛ゲーム?かと思ったら命がけのゲームだった

なんか漫画アプリの宣伝になっていたので、買ってしまったやつ。
構築的なストーリーではなく、其の場しのぎ感はあるが、その分スリリングっちゃあスリリング。『ライオン仮面』っぽさあり。

剥かせて竜ヶ崎さん

爬虫類の女性に対して、脱皮した皮に執着する、という男性。
これはあれですね、フェティシズムの応用編って感じですね。


『だがしかし』

最終巻をみたくて、1、2巻と最終巻だけ、僕のKindleにはあります。
駄菓子という題材で、しっかりとストーリーを作れるのはすごいけど、俺駄菓子そんなに詳しくないから、
そこまで没入できなかったなあ。

『レイリ6』

寄生獣の人原作の『レイリ』もようやく完結。
なんかハッピーエンドだったので少しほっとした。

桜木さゆみのなぐさめてあげるッ』

Kindle日替わりセールにて。すいません、桜木さゆみさん、存じ上げませんでした。
そして読んでからも「ふーん」以外の感想は抱けませんでした。
いろんなスティグマを背負った女性の作品、露悪的な作品って、たくさんありますけど、
たとえば西原理恵子内田春菊って、やはり表現者としてのクオリティが高いと思います。

『モンキーピーク 10』

モンキーピーク 10

モンキーピーク 10

あら!意外な展開。しかしここまでちょっと長すぎやしないか…
いや、十分ハラハラドキドキしながら読めているからまあいいんですけど。

『トーキョーガールズデストラクション』

ファイティングガールもの、とでも言えばいいのか。
孤島で戦う女子高生というシチュエーションはいいものの、なんとなく消化不良で尻すぼみで終わった。
多分、真の黒幕の不在だと思う。全容も明かされず、重要なストーリー上の展開点も消化不良だった。
いろいろいいところもある漫画なのに。

『教えてブラジャー先生』

なんじゃこれ、大丈夫?少年チャンピオン
新任の先生はブラジャーしかつけていなかった!みたいな話。
しかも、なんか不良の暴力性とかが度を越していたり、登場人物の性格と行動が、いささかエキセントリックすぎて。
全員非合法ドラッグでもやっているんじゃないのかというくらい共感できない。
あと、一話で早速ブラジャーとれてましたけど、それもちょっと。
そういうのもうちょっと引っ張らないと…あ、ブラをじゃないですよ。

『ときめく金魚図鑑』

ときめく金魚図鑑 (ときめく図鑑)

ときめく金魚図鑑 (ときめく図鑑)

これも、Kindle日替わりセール。金魚を飼っている人にはめっちゃ便利な入門書だとは思う。

*1:Webで調べるとやはりそういう側面が強い。アポロの歌から、「総合小説」のような火の鳥に進化した、ということだろう。