半熟三昧(本とか音楽とか)

半熟ドクター(とはいえ気がつくと医師20年選手だけど)の読んだ本とか音楽とか

『文章を整える技術』下良果林

オススメ度 70点

文章を整える技術 書いたあとのひと手間でぜんぜん違う

文章を整える技術 書いたあとのひと手間でぜんぜん違う

これも、多分Kindle日替わりセールで買ったと思う。
文章の整え方。基本的には初級〜中級編の内容でしょうね。

  • スティーブン・キングが『書くことについて』で触れているように、文章はきちんと削る必要がある。
  • 語彙の乏しさを恥じて、いたずらに言葉を飾るのがよくない。
  • 一旦書いたあと、文章を削り込む作業をするべき。この作業で文章は格段によくなる。

ざっくりしたまとめは上のようなこと。
非常にわかりやすいし、すぐ使えるTipsが多いと思った。
推敲のBefore→Afterの例も豊富。

ただ、文章のノウハウに関しては僕はBlogとかWebでいっぱい書いてなんとなく身につけたんで、この本で蒙を啓かれることは少なかった。
こういうのって実際に文章を書いて悪戦苦闘すればわかる。
だけど、ふつう、文章書かないもんな。

ちなみに中学生の僕の作文の源流は

でした。そう、中高の僕は「本多勝一ボーイ」だったんです。はずかしー。

ま、見城徹氏曰くの「若い時に左翼思想にかぶれないやつはダメだ」という言葉を免罪符に置いておこう。

理科系の作文技術 (中公新書 (624))

理科系の作文技術 (中公新書 (624))

この本もいいですけどね。文章術というよりは、論旨の建て方ですね、この本は。

ちなみに、今回の『文章を整える技術』下良果林さんは、

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著者近影
ちょっと瞬間最大風速感はありますが、お綺麗な方ですよね。