オススメ度 80点
即効性高い度 100点
- 作者: 金田博之
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2013/06/27
- メディア: 単行本
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まあ、ビジネス本であり、自己啓発本である。その意味ではビジネス書としては王道。
結果が出せない、計画の立案に時間がかかる、情報収集・分析に時間をかけすぎて、実行するところまでいかない。
はい。
「巧遅は拙速に如かず」というそのものズバリの言葉もあるが、「PDCA回せてない」ということですね。
こんな人に対して向いている本だと思います。
PDCAではなくpDcA がいい、なんて別の本にありましたが、「とりあえずやってみる」メソッドは大事ってことです。
20代くらい、そろそろまとまった仕事を任されるような立場、の人におすすめ、ということでしょうか。
- 30代では戦略が必要、30代には成長のチャンスがゴロゴロしている。
- 出来るやつは仕事が速い。はしりながら考える
- 会社にも戦略があるように人生にも戦略があってしかるべき
- 失敗の克服よりも成功(得意分野)の強化にフォーカスした方がやる気が続く
- 行動のほったらかしは失速の原因になる
- すごい人のスキルを短時間で吸収する、だめな人は反面教師に
- 量が質に変わるのは絶対行動量を超えた時
- 仕事の最低速度をあげるために習慣化する
- 「ごっつぁんゴール」も、ゴール前にいないとできない。が、その成功要因となる行動を蓄積しろ
- STARに分けて言語化する
- スピード感のあるチームがどこが違うか。
この人が新人時代に取り組んだ「ベストプラクティス制」は僕もいいなと思った。
「一行記録」でいいから振り返り、評価を記録するくせをつける、など、
いわゆる一般的なビジネスマンの使いやすい「フレームワーク」が緻密で、明日から始めやすい「型」もさしはさまれている。
だから、決して「考える前に動けよ!」という精神論を述べているのではない。
PDCAの優先度の割り振り方や、行ったことの振り返り方や、次への活かし方など、戦略的な話だけではなく、戦術的な話、具体的なHow Toに重きを置かれている。
その意味で、ビジネスマン初学者にはいいのではないか(この手のツールというのは沢山沢山あるから、自分の手に馴染んだものを使えばいいとは思うが)
と思った。素直にこれ実践出来る人は、伸びると思う。