おすすめ度 (40点/100点)
- 作者: 小林正弥
- 出版社/メーカー: クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
- 発売日: 2018/08/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
もう、タイトルで一言でいい切った本。
自分を最高値で、売る。コンテンツを安売りしない。
信頼残高が貯まっていないと、自分という商品は売れない。
自分の本業で結果を出し、それを人に教える、というサイクルを回す。結局の所、これが自分という商品を最高値で売る方法。
そして、それをやりつつ、さらに新しいことに挑戦し、価値を高める。
人の最上の喜びは、自分の価値を分かち合い、人に喜んでいただくことにある。
要旨はこれに尽きる。
ただし、タダ働きのフェイズも必要。
「この人は!」と思う人からはお金をもらわず、徹底的なGIVEに徹する、なども必要ですよ、と、実践的なこともおっしゃっている。
禅問答のようだけど、
顧客は自分の成功(カスタマーサクセス)のためにお金を払っているだけで、もし私のサクセスにお金を払ってくれる人がいるとしたら、それは両親や祖父母だけ。
お客に価値をあたえて、初めて、お金をもらえるということ。
こう考えれば、例えば医療って、成功報酬ではなくて、治療の結果はどうあれ報酬をいただく業態である。
医療にみなが潜在的な不満を抱いているのは、やっぱりそういうところなんだろうな。
医療は「ビジネスの本質」とやや相反したところがある。ただ、それを成功報酬型にするのであれば、
治療を下りる自由を医療者に与えないといけないし、社会的弱者の報酬提示力など、なかなか難しい。
医療分野で、筆者が得意とする教育型ビジネスを構築できるか、というと、ちょっとわからない。
でも、オンラインサロンとか、この手の業種は今後もなくならないだろうな。
私は中小企業の経営陣なわけで、むしろこういう生き方を目指したい、というよりはこういう人達のクライアントになりうる立場ですが、
『敵を知り己をしるは…』ということで間接的に参考にはなりました。
でも自分の役には立たないので、おすすめ度 (40点/100点)とします。