- アーティスト: Duke Ellington Songbook (デュークエリントンソングブック),浜崎航,片倉真由子
- 出版社/メーカー: D-musica ダイキムジカ
- 発売日: 2012/02/08
- メディア: CD
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わが師匠浜崎航さんと片倉さんのDuo。数年前からDuke Ellington Songbookと銘打ってライブ活動をしていましたが、この度アルバムになりました。
考えてみれば、Duke Ellington楽団の戦後の曲って、Bily Strayhornの曲が多いんですよね。
Strayhornの曲は、それはそれですごいのですが、Strayhornがきてから、エリントンは一歩引いた(管理職に退いた?)感さえあります。
それまではEllingonの一枚看板だったわけでして、だから、エリントンの曲というと、エリントンの前半生に作られた曲が多いように思います。
エリントンの曲というのは膨大なアーカイブがあるわけですが、ハードバップなどの、昔日本のジャズ喫茶界で好まれてきた辺りのサウンドでは、それほどは取り上げられないので、そこに少々の断絶があるのです。
このアルバムでは、どちらかというとレスター・ヤングとかの世代のOld-Schoolerの雰囲気でして(割と細かくいれるビブラートとか)、Encounterなどで、まるっきりコンテンポラリーに振れている浜崎さんの逆のベクトルを垣間見ることができます。
一つ苦言を呈するならば、Duke Ellington Song Bookというユニット名なんですが、私のiPodに入れると、浜崎航とタグ付けするわけにもいかず、片倉真由子とタグ付けするわけにも行かずで、割とライブラリーの中に埋もれてしまうんですよね。ま、むしろ iTuneが、タグクラウド仕様になってくれればいいんですが。