『Love』みうらじゅん

LOVE (角川文庫)

　電車とか空き時間で読むために購入。
　みうらじゅんのエッセイというかなんというか、そんなもの。
　いまにすると、Bird不倫愛とか、奥様協議離婚直前とか、そういう騒動を経ているもんだからさあ、純情や愛を語っているくだりは、読んでいてにやにやしたりしてしまうわけです。
　涙を禁じえない。

　たとえば、最近でいえば、堀江社長のことを、「堀江君は僕の弟です！」みたいに持ち上げていたあの大臣の映像とか、そういうのを今の視点で見ると、「あ〜あ」って思うわけですが、このエッセイを読んで抱く感情は、その「あ〜あ」に非常に近いです。

　エッセイの内容自体は、隅っこコラムみたいなもののまとめ、ですな。統一したテーマは特にはないようです。
　しかし、お爺さんの出した本の話は笑ったなー。