- 作者: 白洲次郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/05/30
- メディア: 文庫
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どうも、白州次郎→白州正子→青山二郎つながりで、白州次郎と青山二郎を混同しやすいんです。いや、全然違うんですけれどもね。
21世紀に入り、やたら再評価されている白州次郎の、随筆、みたいなもの。
確かにこの人は言いたいこと、言うべきことをずけずけと言っている。当時さぞかし言いづらかっただろうことを直言しているのは、確かに小気味いい。しかし、その直言は必ずしも慧眼であったわけではないんだなあとしみじみすることも多い。当時の事情は、現在とかなり違うから、そういう時代のフィルターを通してみると、彼の方が間違っていて、彼に批判されている方が実は正しいことだってある。