Beats of Brazil

Beats of Brazil

　今時のブラジリアン・ポップス（いや、クラブ・ミュージックというべきか？）のUKコンピレーションアルバムだそうで。
　ジャケット木目調にオウムの線画が描かれていて、とても美しい、というかオサレ感が漂っています。

　冒頭一曲目、ビリンバウのリズムをループさせて、ベースと重ねたやつにシビれる。

うぉー、かっこええー。
　でもこれ、サンプラーとか、そういう人にとってはかなり初級な処理なんだろうな、とは思う。ベタ感はわかるんだけどでもまぁいいやかっこええわ騙されとけって感じで。他の楽曲は割とコンテンポラリーな雰囲気のあるMPBでした。

　ブラジルもののコンピレーションは山ほどありますが、一曲目とジャケが欲目になってちょっと評価高し。なによりボサノバ定番曲があまり入っていないので、日本企画盤のような志の低さは感じない。

　あまりに有名曲ばかりのMPBコンピレーションアルバムに食傷気味のカフェ経営者は一度どうでしょうか。BGMとしてじゃまになりませんし、しょうもないMPB初級者につっこまれることもありません。