半熟三昧(本とか音楽とか)

半熟ドクター(とはいえ気がつくと医師20年選手だけど)の読んだ本とか音楽とか

2004-08-01から1ヶ月間の記事一覧

三井のリハウス

CM

今やっている三井のリハウス、演技指導したやつでてこーい! なんか、あからさまにあざとくてさー。 ハイハイ、こんなんがいいんでしょ、ほうらお望みのリハウスガールですよ、さあさあご自由に萌えて結構ですよ、と言わんばかり。 ロリコンなめんな!!キー…

『それはまた別の話』三谷幸喜 和田誠

古今東西の映画について、このお二人が楽しく対談。一つ一つに対してかなり深く掘り下げて語るので、二人とも(本業ではないにしろ)映画を撮ったりもしているので、そういう視点もあり、凡百の映画評論よりおもしろい。 だけど、とにかく掘り下げて解体しちゃ…

宮台真司 宮崎哲弥 『M2 われらの時代に』朝日文庫

現代社会評論をするお二人の対談集。 いやぁ、二人とも物知りさんであるなぁ。いろいろ必要な知識を前提として議論が進められる。知ったかぶらーの僕としては「ふんふん」いいながらまぁ、読んでいたわけであるが、というか読むんだから知ったかぶっても、ぶ…

woman on top

みてたのは先週なんですけど。ツタヤにて。 料理人ペネロペが浮気なダンナに愛想をつかしてアメリカに出てくる。出てきてテレビの料理ショーで大人気、だけども本当の愛が大切なのよ、といういかにもハリウッド的方程式にのっとった作品。展開はかなり予想が…

HELL完全脱獄

ジャン・クロード・ヴァン・ダムが平和に暮らしているところを奥さんレイプされて殺されたので男に復讐。ここまでは『狼よさらば』とかと一緒。しかし法廷内で男を殺したので終身刑でぶち込まれた先は獣の巣窟だった…… というお話。 夏休みの時間つぶしにTSU…

中島らも『今夜、すべてのバーで』

そういうジャンルがあればだが、「アルコール小説」の極北。 自らの体験と大いに重なるところがあるようだが、一人の大酒家がアルコール性肝炎にて入院し、そして退院するお話。舞台は病院である。 この小説で描かれているのは、僕たち医師が日常的に過ごし…

『となりの山田君』ジブリスタジオ

お盆の混雑の中、TSUTAYAにてレンタル。実は私、お恥ずかしながらこれ見るの初めてなんですけど。 すっ、すげー。なんだこれ。 あのいしいひさいちのタッチのままで、完璧に立体にして動かしている。二次元のペラペラ感など、微塵もなし。微妙に回り込んだり…

『以下、無用のことながら』司馬遼太郎

司馬遼太郎氏の死後、遺されたエッセイからピックアップされた71編の随想録。 まぁ、あれだな。レコード業界の話でいうと、未発表テイク集が死後発売されるようなものである。ああいうものを買うのは、ファンに決まっている訳ですが、これもそういったものだ…

『答え』千原浩史

尊敬はするが、地味なのか今ひとつ時流に乗りきれなかった千原弟の、簡単にいえば「ひとりごっつ」的な本。 厳選されているのか、かなりおもしろいです。正直言いまして、千原兄弟のコントは、笑いの絶対値は高いのですが、通算打率は低い。対象を限定する傾…

町田康『へらへらぼっちゃん』

すちゃらかパンク歌手にして小説家町田氏の、エッセイ集。 しかし、エッセイ集といっても小説とほとんど変わらないと言えば変わらない。だーらだらだーらだらと続く文体ながら、言葉の使い方にはっとさせられる。 僕自身は酒をまったく飲まないので、「酒を…

宮沢章夫『よくわからないねじ』

カバーのしりあがり寿のイラストに惹かれて買ってみた。しりあがりさん、売り上げに貢献してます。 いつもの宮沢節ではあって、正直この形態は僕の中で飽和しつつあるのだが(いつもここからの「悲しいとき〜」というのと同様に、同じ形式というのはどうして…

小沢健二 『刹那』

TSUTAYAにてレンタル。往時の王子のベスト盤。 この人の作品としてはやはり"Life"は外せないわけですけれども、Lifeに、このベスト盤を足せば、僕にとって好きな作品を大体網羅するのではないかと思った。Life補完盤。(渋谷毅をフィーチャリングした『球体の…

ケータイでPitのCM

CM

「タカノスポーツの高野さんは…」といっているのは、 これは、逆に言うと社長の息子とか、そういうことですか? そりゃ、みんなチェックするわーってこと?深読みしすぎ?

Quincy Jones "Walking in space"

A&M and/or CTIのアルバム。 それまでのいわゆるビッグバンドサウンドと、その後のSoulっぽいサウンドのちょうど過渡期のようなサウンドです。感じとしてはサドジョーンズオーケストラのCentral Park Northとかの時期に近いんじゃないでしょうか。こなれすぎ…

松平健『マツケンサンバII』

一言で言うと、これは、レジに持っていって、家に帰ってCDプレーヤーにのせるまでが面白いだけです。 エロ本と一緒です。 なんでしょう、ニューサウンズインブラスか、っていうぐらいへなへなのラテンリズムと、適当なコードワーク。やっつけ仕事感120%。期…

中島義道『働くことがイヤな人のための本』

引きこもりの人、自己実現をしようと思ってもうまくいかない人、自分の人生が外的要因によって選ばれたとしか思えない人、今自分が直面している現実に対して齟齬を感じている人のための本。基本的には対話という形式で語られている。 イヤ、これはなかなか心…